赤ちゃん向けのスタイは、見た目も素敵ですね。
スタイは、赤ちゃんの食べこぼしやよだれで服が汚れるのを防ぐために、首から胸にかけてつける布製のアイテムです。
これをよだれかけとも言います。
スタイという言葉にはなんとなくおしゃれな響きがありますが、そう感じるのは私だけでしょうか?
さて、このスタイを実際に使用し始める時期はいつ頃になるのでしょうか?
いつからスタイを使い始める?
多くの場合、赤ちゃんが4~5ヶ月頃にスタイを使用し始めるのが一般的です。
ただし、赤ちゃんによっては3ヶ月頃からよだれが多いことがあり、そうした場合には早めにスタイを使用することもあります。
まだ首がしっかりしていない時期や、ほとんどの時間を寝て過ごす時期では、スタイが顔を覆ってしまう可能性があるため、使うことはおすすめできません。
そんな時は、ガーゼでサッと拭くだけで大丈夫です。
赤ちゃんがよく動くようになり、よだれの量が増えても、寝ている時はスタイを外してあげるべきです。
よだれの出る量には個人差があり、頻繁にスタイを替える必要がある子もいれば、ほとんど必要ない子もいます。
そのため、赤ちゃんの具体的な様子を見て適切に準備をしましょう。
また、1歳を前にして、おもちゃに集中して口をあけっぱなしにしていると、よだれが増えることがあります。
赤ちゃんによってスタイが必要な時期や量に違いがあるので、親は子どもの状態に常に気を配ることが大切です。
食事用スタイの必要期間
食べこぼしを防ぐためのプラスチック製スタイは、洗って繰り返し使えるため便利ですね。
時には赤ちゃんが食べ物を吐き出してしまうこともありますが、液状のものをこぼしても大丈夫です。
1歳までには、とくに外出時にスタイを持参することが多いですが、2歳から2歳半ごろには食事時にスタイを使う必要がなくなる子が増えてきます。
綿製のスタイを使っていても、食事やミルクをこぼした時はガーゼやティッシュで軽く拭き取れば十分です。
手作りスタイのための生地選びと量
スタイを自作する際、多種多様なデザインが可能ですが、基本的なものであれば初心者でも1時間ほどで完成させることができます。
作成に適した生地のサイズは、だいたいA4サイズのクリアファイルと同じくらいが目安です。
つまり、約横22cm×縦30cmの大きさが必要です。
生地の選び方
赤ちゃんの肌に優しい、綿素材が最適です。
オーガニックコットンなどの素材を選びましょう。
推奨される素材には、以下のものがあります。
- スムース(綿ジャージー)
- ワッフル
- ネル
- 綿パイル(タオル生地)
- ダブルガーゼ
- シングルガーゼ
- ベビーキルト
両面を綿で仕上げると吸収力が不足することがあるため、中層にタオル生地を挟むことで吸収性を高めることができます。
表面には明るい色や愛らしいキャラクターのプリントが施されたコットン生地を、裏面にはタオル地、ワッフル生地、ガーゼなどを使用すると良いでしょう。
留め具の選択
スナップボタンは、使い勝手が良く推奨されます。
従来のボタンと比べ、穴を作る手間が不要で、穴かがりが苦手な人にも扱いやすいです。
一方で、マジックテープは使いやすいものの、赤ちゃんの髪に絡んだりすることもあります。
ボタンの留め具は、首の横に配置するのがおすすめですよ。
スタイのしみ抜き方法
温かい水での洗浄が推奨されます。
シミ部分には固形の洗濯石けんを塗り、手で揉むように洗うといいです。
シミがなかなか落ちない場合には、酸素系の漂白剤を温水に2大さじ程度溶かし、その中にスタイを1~2時間漬け込んでみてください。
シミが落ちた後は、丁寧にすすぎを行います。
漂白剤の使用を避けたいなら、煮洗いが良い方法です。
【煮洗いの方法】
- 鍋に水を入れて温めます。
- 水が温まったら、洗濯用の石鹸を溶かし入れます。
- スタイを鍋に入れ、10分程度煮ます。
- 加熱を停止し、そのまま30分放置します。
- 水温が手で触れられる程度に冷めたら、スタイを取り出し、しっかりとすすぎ乾かします。
より頑固な汚れには、洗濯石けんに加えて重曹を使用するのも一つの方法です。
煮洗いをする際には、ステンレスやホーロー製の鍋を選んでくださいね。
洗う際は、さい箸を使用しても良いですが、シリコン製のトングがあればより扱いやすくなります。
まとめ
赤ちゃんがスタイをしている姿は、見ているだけで心が和みます。
始めに、食事用のプラスチック製スタイを一つ持っておくのは賢い選択です。
しかし、布製のスタイは赤ちゃんが生後3~6ヶ月を迎えてから、その必要性を見極めても良いでしょう。
思い出すと、私の甥っ子もスタイではなく、よくバンダナをしていました。
最初は、甥っ子がよだれが多いからバンダナをしているのだと思い込んでいましたが、今になって考えると、バンダナはそれほど吸収力があるわけではありません。
彼のママが、実はスタイの代わりにオシャレを意識して、バンダナを選んでいたのかもしれませんね。(笑)